心理

人の表情について

無表情な人には、なんだか怖い印象を持ってしまいます。逆に表情が豊かな人には安心感を持ちます。 これは、人間が表情から、相手が何を考えているかを読み解く特性を持っているからです。 無表情だと、何を考えているかわからない。もしかしたらこちらに悪…

多数派の安心、少数派の不安

人は自分が多数派であれば安心するという特性があると思います。 例えば、自民党支持者、巨人軍ファン、アイドルファンなど。人気のあって、自分と同じように支持している人が多いと、自分は正しいのだ、間違っていないのだという安心感が得られるのです。 …

自尊心が傷ついているときにの心の落とし穴

先日、残念なことがありました。 ある日、ブログの運営会社より、私が無断で他人の肖像権を侵害しているので、画像を削除するように、との連絡がありました。 そのブログは、私が本ブログとは別に作成している写真関係のブログです。私は写真を撮るのを趣味…

食べ物の好き嫌いと性的嗜好

私はあまり食べ物の好き嫌いはありません。なので、好き嫌いの激しい人と食事に行くと、正直メンドクサイなあと思います。 以前、何人かで日本海側へツーリング行きました。新鮮な魚がとれる場所なので、現地で海鮮丼でも食べようと楽しみに走っていました。…

マインドコントロールと自動思考

ある団体や誰かに洗脳されている人について、なぜ信じてしまうのだろうか、と不思議に思ったことはありませんか? 最近では某宗教団体への寄付などが新しい話題です。びっくりするような金額の寄付。もともとは自分や家族の幸せのためにその宗教を信じ始めた…

身体コンプレックス、自己肯定感、過剰なルッキズム

どこかしら自分の体にコンプレックスがあって、それが原因で自己肯定感が低くなる人は多いのではないでしょうか。 少し古い曲ですが、レディオヘッドのクリープが大ヒットしたのも、そういう気持ちを持っている人が歌詞に共感したからではないかと思います。…

聞きなれた音楽が心地良い理由

昔から、音楽を聴く心地よさについてひとつ疑問に思っていたことがありました。 それは、CDやレコードを買って、最初一回目に聞いたときと、何回も聞き込んだ後では、曲に対する印象が変わるということです。 具体的に言うと、好きなアーティストの新しいア…

美の刺激について

私たちは美しい何かを見るのが好きです。 美しい景色、美しい建物、美しい異性、美しい絵画、美しい花、美しい庭、美しい車など、世界には美しい何かがあちこちに存在していて、それを見るのは我々の人生における楽しみのひとつです。 美しいなあ、綺麗だな…

ゲームをしない理由

私はPCやスマホのゲームは、ほとんどやりません。 若い時には、ドラクエとかはやりました。でも、もともとゲームをするより、小説や映画などを見るほうが好きなんですよね。ゲームはちょっと疲れるというか。 でもシステム自体には興味があるので、PS4とPS…

外見の若さの価値

加齢というものは、ゆっくりと進むので、普段は忘れているのですが、若い頃の自分の写真を久しぶりに見たりすると、やっぱり自分は年をとったのだと、あらためて思う時があります。 自分の若い頃の写真は、毎日見ている鏡に映った顔と違って、肌もツヤツヤし…

歯の矯正や二重整形について

以前、ポートレートの写真を撮ってほしいと頼まれたことがありました。20代前半の女性です。可愛らしい顔立ちでしたが、八重歯が出ていて歯並びがよくありませんでした。 初対面の相手に、容姿について指摘するのは失礼だとは思いましたが、まだ若いし、綺…

ネットでの人付き合い

私は初対面の相手にも愛想がよくてお喋りなので、人からは社交的な印象を持たれますが、実は人付き合いは嫌いで、一人でいるほうが好きな、孤独を好む人間です。 ですから、SNSはほとんどやりません。とはいえ最近はSNSが主要なコミュニケーションツールとな…

人は自分のことをなぜ知ってほしいのか

フェイスブックを毎日使っている人の中には、自分のこと、自分の体験したことを、こまめにアップしている人がいます。 フェイスブックはツイッターのつぶやきよりも、内容が具体的に書かれてあることが多いです。お昼に何を食べたとか、何処に出張したとか、…

目力(めぢから)について

目力(めぢから)を辞書でひくと、「目の表情や視線が他人に与える印象。特に、その人の意志や内面の強さなどが現れているように感じさせる目の表情。視線自体から感じる圧力・圧迫感。」と書かれてありました。 私は猫を飼っています。飼い猫は、何かをして…

欠乏感の記憶

ネットで売られている商品をいろいろと見ていると、必要でもないのに、やたら欲しくなるものがあります。 例えばヒーロー系のフィギュアなどがそうです。私が育った実家は裕福でなかったので、市販の玩具は、ほとんど買ってもらえませんでした。お金持ちの友…

メタ認知と人づきあい

メタ認知とは、簡単にいうと客観的な自分の視点です。自分を観察するもう一人の自分とでもいえるでしょうか。 今自分がどういう状態にあるか、自分は何故こういう行動をしてしまっているか、と自分を客観的に把握することで、自分の行動を是正したり、問題を…

女性がセックスで満足できない本当の理由

女性のセックスによるオーガズムについて、男性の一般的な知識は、だいたい以下のようなことだと思います。 1.女性のオーガズムには、陰核(クリトリス)への刺激によって得られるオーガズムと、膣(Gスポット、ポルチオ)への刺激によって得られるオーガ…

広い場所の安心感の理由

コロナ禍で在宅勤務が長いため、休みの日に開放的な場所に出かけたくなります。私はバイクを持っていますので、人気のいない山や峠によく登っています。高い場所に登って、見晴らしのいい場所で、景色を見るととても気分が晴れるのです。 広い場所で開放感を…

認知の記号論

我々には五感というものがあります。 視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の感覚器官です。それぞれの感覚から得られた情報は脳に伝わり、その情報は我々自身の行動に影響しています。 その情報は膨大な量なのですが、全ての情報を脳は受け止めているわけではあり…

分からないことがストレスという人間の脳が作り出したもの

私は神社や仏閣へよく足を運んで、お祈りをします。そういう行為によって、気持ちをリセットする効果があると思っています。でも神様とか仏様という存在をそれほど信じてはいません。 私は、そうした超自然的な存在というものは、人間が必要として産みだした…

教育と考える力

なぜフィンランドやスウェーデンから世界的なイノーベンション企業(ノキアとかイケアなど)が生まれたのか、それは教育方法のユニークさと、雪国で冬場はインドア中心の生活という環境からきているという話を本で読みました。 その教育方法で特に印象に残っ…

誰かに聞いてほしいという知識共有の欲求が人類の文化発展の源

FacebookやTwitterで自分のことをたくさん書いている人を見かけると、「自己肯定感の強い人だなあ、自分が可愛いんだろうな」と羨ましく思います。 私はそもそも日記というものも嫌いで、長い人生において、日記をつけた期間はありません。自分のことや、そ…

神のマトリックス

映画「マトリックス4」が現在制作されているそうです。公開は2021年の12月であるとか。前作が好きだったので、とても楽しみにしています。 キアヌ・リーブス主演の「マトリックス」は、1999年に劇場公開され、大ヒットしました。長いコートを着たキア…

飽くなき欲望という人の業

先月と先々月のカードの請求額がものすごいことになっていて、最近の自分の浪費を反省しています。コロナで家にいることが多くなって、部屋をリフォームしたり、家具を新調したり、いろいろと身の回りのものや趣味関係の道具を買い過ぎてしまいました。 しか…

ドッペルゲンガーとデジャヴ

昨年度の年末から、あるマッサージ店に通うようになりました。施術が上手で値段もリーズナブルなので、月に二度ほど利用するようになったのです。 何度も通うので、次第に受付の女性と顔なじみになり、天気の話なども交わすようになった頃、その女性から「よ…

心とつながる皮膚

人の最大の臓器は皮膚だそうです。最近読んだ本に書いてありました。 そういわれると、少々違和感がありました。だって体の中に入っているから、臓器っていうんじゃないの?皮膚は露出しているし、臓器というと、肺や心臓、胃や肝臓などの内臓のことじゃない…

性欲は肉体の快楽のみではなく自己承認欲求を満たすことが必要

芸能人の不倫の謝罪会見をテレビで見ていて、誰が誰とセックスしようが、それは当人同士の問題なのに、公共の電波でこうやって大々的に報道する意味などないのになあ、と思います。 おまけに行為も低俗で不快になるし、こんな話で公共の電波使うなよ、と憤慨…

ルールハッカーとサイコパス

「法律に違反しないのなら何でもやりますよ」 最近の若い子は、いい子ちゃんばかりだと思っていたので、19歳の女の子が私にそう言った時、ドキリとしました。 その子は日本とある国のハーフで、たくましい民族の価値観を親が教えているのだろうな、と思いま…

自分の顔を嫌いな人が日本に多い理由

日本人は、他国の人よりも美醜恐怖症にかかりやすい環境にあるのではないかと思います。 数年前に、ある調査研究機関が容姿に関する調査を行いました。22か国の15歳以上の男女27,000人以上に、「自分自身の容姿についてどう思っているか」ということを聞くも…

誤った自己承認欲求の満たし方

私が社会人になりたての頃、新入社員同士で親しくなった同僚が、やたら自慢話をする人でした。自分の家は金持ちでとか、血筋がいいとか、有名な人が知りあいだとか、自分の趣味がいかに素晴らしいかとか、悪い人ではなかったのですが、いつも自慢話をするの…