環境が禁煙に与える影響は少なくない

所属している会社の敷地内が全て禁煙になりました。来社されるお客様用の喫煙所も撤去されます。私は数年前から禁煙しているので、何の影響もありませんが、いよいよ喫煙者は苦しい状況になってきました。

 

会社が完全禁煙にすることについては、もう二年前くらい前から予告されていましたし、禁煙外来などの補助も行われていましたので、まだ禁煙せずにタバコを吸っている喫煙者は、苦しいといっても自業自得でしょう。

 

通勤途中や休み時間に、こっそり吸いにいったり歩きタバコすると近所の人からクレームがくるような大きな会社なので、それもできません。

 

とはいえ、私も元は喫煙者でしたので、なかなかタバコを止めれないのはよくわかります。依存ですからね。私が禁煙に踏み切ったのは、歯の治療がきっかけでしたが、何もなかったら止められなかったかもしれません。

 

依存症苦しみは理解できますが、もう社会の禁煙の流れに抵抗はできないとあきらめるしかないのです。

 

昔は仕事しながらタバコが吸えたものでしたが、勤務時間中の喫煙が禁止になり、喫煙場所も少なくなってきました。そして街中でもタバコが吸える場所もどんどん撤去され、禁煙エリアも広がり、タバコが吸える場所を探すのも一苦労です。もうこんな状態でタバコを吸うのは無理なのです。喫煙場所を探すストレスのほうが大きいですからね。

 

ところが、2020年の喫煙率のグラフをみると、男性の平均喫煙率はまだ30%近くあるのですね。

 

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私の会社は男性が多いですが、どんどんタバコをやめていってるので、現在喫煙所に通っている喫煙男性は10%以下じゃないかと思います。それに自宅と勤務先はどちらも大阪市内ですが、通勤途中で路上喫煙している人は、ほとんど見かけませんから、喫煙率はもっと低い数字である気がします。

 

しかし、これは都会だからいえることで、人口密度の低い地方では、喫煙率は高いのでしょう。タバコを遠慮する場所も少ないので、禁煙のきっかけはタバコの値上がりくらいですかね。それに新地のバーにいくと、あいかわらずタバコを吸っている人も見かけるので、喫煙者と非喫煙者が社会構造の中で分かれているのかもしれません。自分の生活圏や人間関係では、喫煙者が少ないということなのでしょう。

 

今でもごくたまにタバコが懐かしいと思う瞬間がありますが、吸える場所がないということが、大きな心理的ブレーキとなってます。

 

たぶん田舎に住んでいたら、タバコ吸ってたかなあ。私のような意志の弱い元喫煙者は都会に住み続けたほうがいいかもしれません。

 

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